教育によって社会が変わるのには時間がかかる

現在の社会を変えようとして、学生への教育を変える場合、すぐに変化の結果は出ません。
新しい教育を受けた学生達は、確かに新教育の考え方で行動し、社会を形成していきますが、まだその数はごく少数です。
一般的に言われているのは、教育による社会の変革は50年から100年かかるということです。
まず、最初に教育を受けた学生が、教育者の立場になり、自分の下の世代に教育を行う。
そして、その教育を受けた世代が大人になり、次の世代に新しい教育を施す時に、初めて社会が変わってくるのです。
なかなか長い道のりになりますが、実践しなければ、全く社会は変わってきません。
現在の教育がいいのか、それとも、新しい教育がよかったのか、その結果が出るのも数十年先の話になってしまうので、簡単に変えるにはリスクが高く、デメリットを考えるとなかなか実践できないのでしょう。
100年前の映画を見ると、映画の中のセリフで「近頃の若いものはダメだ」という言葉があり、50年前の映画でも、最近の映画でも同じようなセリフが出てきています。
そう考えると、教育というものに正解というものはないのかもしれません。
社会の流れによって、教育の姿を変えていくのが、一番リスクが少なくかつ、効果的ではないかといわれますが、その手法では、自ずから教育により社会を変えていくことができなくなります。
現在の日本では、数年ごとに教育が改革され、それによった弊害もでてきています。
所謂「ゆとり世代」の問題です。
実際、その当時は、子供達にゆとりをもった教育を受けさせるというスローガンで生まれたゆとり教育ですが、その為に、その世代の学力は著しく下落してしまい、現在では、ゆとり教育は見直されてしまいました。
その次の世代は、もうゆとり世代ではなくなり、結局、ゆとり世代の人間だけが損をする状態になっています。
このような弊害を作らないためにも、教育については、かなり慎重に考えていく必要があります。

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